shadow/man/ja/usermod.8

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Groff

.\" Copyright 1991 - 1994, Julianne Frances Haugh
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.\"
.\" $Id: usermod.8,v 1.3 2002/03/09 11:16:16 ankry Exp $
.\"
.\" Japanese Version Copyright (c) 1997 Kazuyoshi Furutaka
.\" all rights reserved.
.\" Translated Fri Feb 14 23:06:00 JST 1997
.\" by Kazuyoshi Furutaka <furutaka@Flux.tokai.jaeri.go.jp>
.\" Updated Tue Jan 23 17:21:08 JST 2001
.\" by Kentaro Shirakata <argrath@ub32.org>
.\"
.TH USERMOD 8
.SH 名前
usermod \- ユーザアカウントを変更する
.SH 書式
.TP 8
.B usermod
.\" .RB [ -A
.\" .RI { method | \fBDEFAULT\fR "},... ]"
.RB [ -c
.IR comment ]
.RB [ -d
.IR home_dir " ["
.BR -m ]]
.br
.RB [ -e
.IR expire_date ]
.RB [ -f
.IR inactive_time ]
.br
.RB [ -g
.IR initial_group ]
.RB [ -G
.IR group [,...]]
.br
.RB [ -l
.IR login_name ]
.RB [ -p
.IR passwd ]
.br
.RB [ -s
.IR shell ]
.RB [ -u
.IR uid " ["
.BR -o ]]
.RB [ -L | -U ]
.I login
.SH 説明
\fBusermod\fRコマンドはコマンドライン上での指示にしたがって
システムのアカウントファイルを変更する。
\fBusermod\fRコマンドで使えるオプションは
.\" .IP "\fB-A \fImethod\fR|\fBDEFAULT\fR"
.\" ユーザの新しい認証方法。
.\" ユーザの認証方法とは、ユーザが本人である事を確認する為のプログラム名である。
.\" 文字列\fBDEFAULT\fRを用いてユーザの認証方法をシステム標準のパスワード方式に
.\" 変更する事も出来る。
.IP "\fB-c \fIcomment\fR"
パスワードファイルの新しいコメント欄の内容
通常は\fBchfn\fR(1)ユーティリティを用いて変更される。
.IP "\fB-d \fIhome_dir\fR"
新しいログインディレクトリ。
\fB-m\fRオプションを用いた場合は現在のホームディレクトリの中身が
新しいホームディレクトリに移動される。もし存在しない場合は新たに
作られる。
.IP "\fB-e \fIexpire_date\fR"
アカウントが使用不能になる日付。
日付は\fIYYYY-MM-DD\fRという書式で指定する
(YYYY, MM, DD はそれぞれ年、月、日を表す数字)。
.IP "\fB-f \fIinactive_days\fR"
パスワードの使用期限が切れてからアカウントが永久に使用不能になる
までの日数。
0とすると、パスワードの期限が切れると同時にこのアカウントは使用不可能
になる。-1とするとこの機能が働かなくなる。
デフォルト値は-1。
.IP "\fB-g \fIinitial_group\fR"
ログイン時の新しいグループ名またはID。
このグループ名は既に存在していなくてはならない。
また、グループ番号は既存のグループを参照していなくてはならない。
デフォルトのグループ番号は1である。
.IP "\fB-G \fIgroup,[...]\fR"
ユーザが属す、副グループのリスト。
グループはコンマを用いて区切り、間に空白文字を入れては
ならない。
指定できるグループには\fB-g\fRオプションを用いる場合と
同様の制限がある。
新しいリストにないグループのメンバーになっている場合は、
そのグループから削除される。
.IP "\fB-l \fIlogin_name\fR"
ユーザのログイン名を\fIlogin\fRから\fIlogin_name\fRに変更する。
他は何も変更しない。
特に、新しいログイン名に合わせてホームディレクトリ名を変更しなくては
ならないだろう。
.IP "\fB-p \fIpasswd\fR"
\fBcrypt\fR(3)の返り値である暗号化されたパスワード。
.IP "\fB-s \fIshell\fR"
新しいログインシェルの名前。
この欄を空白にした場合はシステムがデフォルトのログインシェルを
選択する。
.IP "\fB-u \fIuid\fR"
ユーザのID番号。
この番号は他と重複していてはならない。\fI-o\fRオプションを用いた
際はこの限りではない。
また、非負値でなくてはならない。
0から99迄の値は大抵システム用のアカウントのために予約されている。
ホームディレクトリ以下の、そのユーザ所有の全てのファイルのユーザIDは、
自動的に新しい値に変更される。
ホームディレクトリ以下にないファイルは手作業で変更しなくてはならない。
.IP "\fB-L\fR"
ユーザのパスワードをロックする。
これは暗号化されたパスワードの先頭に '!' を追加し、
事実上パスワードを無効にする。
このオプションは \fI-p\fR または \fI-U\fR と同時に用いることはできない。
.IP "\fB-U\fR"
ユーザのパスワードをアンロックする。
これは暗号化されたパスワードの先頭の '!' を取り除く。
このオプションは \fI-p\fR または \fI-L\fR と同時に用いることはできない。
.SH 警告
\fBusermod\fRは現在ログインしているユーザの名前を変更する事は出来ない。
このコマンドを使用してユーザのID番号を変更する際は、
指定したユーザのプロセスが一つも実行されていない事を確認してから
でなくてはならない。
crontabファイルの所有者は手作業で変更しなくてはならない。
また、atジョブの所有者も手作業で変更する必要がある。
NISに関する作業はNISサーバ上で行なわなくてはならない。
.SH ファイル
/etc/passwd \- ユーザアカウントの情報
.br
/etc/shadow \- 安全なユーザアカウント情報
.br
/etc/group \- グループ情報
.SH 関連項目
.BR chfn (1),
.BR chsh (1),
.BR passwd (1),
.BR crypt (3),
.BR groupadd (8),
.BR groupdel (8),
.BR groupmod (8),
.BR useradd (8),
.BR userdel (8)
.SH 著者
Julianne Frances Haugh (jockgrrl@ix.netcom.com)